修理事例のご紹介
財布の修理事例:FURLA(フルラ)財布のバネホック(ボタン)交換修理
さまざまな修理事例を、どうやって修理するのか、どのような過程を経ているのかを動画とともに解説します。
ご依頼の概要
ブランド
FURLA(フルラ)
ご相談内容
3つ折り財布のバネホック交換修理
修理方法
外れてしまった、3つ折り財布のバネホックを交換修理します
STEP1.分解
ホックが裏に貫通していないので、メス側ホックのステッチをほどき分解します。 へり返し部の、のり付けを剥がし、ホックの裏側が見えるように開きます。
同様にオス側のステッチもほどき、のり付けを剥がし、ホックの裏側に届くように開きます。
STEP2.取り外し
メス側ホックは外れていたので、開いた箇所からホックの裏側を取り出します。
オス側は固定されているので、ホックを壊して開いた箇所から取り外します。
STEP3.取り付け
交換する新しいホックをセットします。
裏に貫通しないよう、開いた箇所から金属プレートを差し込み、オス側とメス側それぞれ専用の打ち具で固定します。
STEP4.セッティング
開いた箇所をのり付けし、元に戻します。
裏と表の針穴を合わせるように、貼り付け、もう片方も同様に貼り合わせます。
POINT:この段階で針穴をしっかり合わせることで、ミシンがかけやすくなり、キレイに仕上がります。
STEP5.縫い
同じ針穴にステッチを戻すため、1針ずつ丁寧に縫っていきます。
最後に糸止めをして完成です。
開いたステッチも、それぞれ目立たない形で縫い戻すことが出来ました。
デザインは少し変わりましたが、目立たず、しっかり固定されて使えるようになりました。
ぜひ一度、ご相談ください。
専門用語解説
修理工程で出てくる専門用語について解説します。
- メス側:「バネ」と「頭」のパーツに分かれ、凹型
- オス側:「ゲンコ」と「ホソ」のパーツに分かれ、凸型
※打ち具もそれぞれオス側用とメス側用の2種類があります。
修理概要
- 修理メニュー:バネホック両方交換
- 金額:税込8,800円
- 納期:約5週間
<補足>
バネホックの規格が合えば片側交換も可能です。
店頭修理:片側税込4,620円 両方税込6,160円
本社工房:片側税込6,600円 両方税込8,800円
※公開日時点での情報です