修理事例のご紹介

スニーカーの修理事例:底面のVibramソール張り替え

さまざまな修理事例を、どうやって修理するのか、どのような過程を経ているのかを動画とともに解説します。

ご依頼の概要

ブランド

NIKE(ナイキ)

ご相談内容

スニーカーの底面 Vibramソール張り替え修理

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修理方法

スニーカー底面をVibramソールに張り替えます

STEP1.分解
一番下の黒い部分(アウトソール)を剥がしていきます。
つま先は型を取るので、切れないように慎重に剥がします。
続けて底面を剥がしますが、今回は接着が強く剥がすことができないため、つま先はカットし、残ったアウトソールは削っていきます。かかとの立ち上がりも平らにし、全体を削って黒い部分をなくします。
削りすぎないよう慎重に全体を均一に削り、アウトソールを一枚剥がしたような状態になったら完了です。

STEP2.成形
交換する底材の表面を削り、接着しやすくしておきます。
貼り付ける位置を確認し、カットしたつま先の位置を合わせ書き写してラインを整えます。
POINT:つま先は後から削ることができないため、先に形を決めます。
カットしたつま先の形状を削って整え、底面につながる側面のラインを決めたらカットし削って形を整えます。
シューツリーを入れ、底が変形しないようしてから底材を合わせると、つま先から底面にかけてキレイなラインが出来ました。
つま先は接着を強くするために削っておき、底材には接着位置のラインを写しておきます。

STEP3.接着
靴底と張り替える底材の両面に下地材を塗り、30分ほど置いて接着しやすくしておきます。
乾いたら、下地材同様に、両面に接着剤を塗ります。
つま先から貼り付けていき、印に合わせてかかとがズレないように貼り付けます。
つま先は剥がれないように、工具で押し付けたり叩いたりして圧着し、かかともしっかりと貼り付けたら、全体を機械で圧着します。
かかとは叩いてしっかりと貼り合わせます。

STEP4.仕上げ
大きめに余った底材は、先にカッターでカットし、剥がれやすい外周を押し当てて圧着しておきます。
最後に、外周を削って形を整えます。
細かいペーパーで断面をキレイに仕上げて、削り粉を落としたら完成です。

Vibramソールは滑りにくく丈夫なので張り替え修理におすすめです。
気になりましたら一度ご相談ください。

修理概要

  • 修理メニュー:オールソール
  • 金額:税込13,200円
  • 納期:約2週間(店舗により前後します)
※対応できる店舗が限定されるサービスです。
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※公開日時点での情報です