靴の修理

あなたの大切な物、直します--時々連載Vol.2--

家族から譲り受けたもの、大好きな人からの贈りもの、あのとき自分を励ますために買ったもの、長年愛用してきたもの......。もう使えなくなってしまったけれど、どうしても捨てられない、あなたにとって大事なものが眠っていませんか?

ミスターミニットは、使えなくなってしまった「あなたの大事なもの」に再び命を吹き込むお手伝いをさせていただきます。

この連載では、直したい、大事なものを持ってミスターミニットを訪ねてきてくれた「人とものを巡る物語」をお届けしていきます。

直したい、大事なものを持ってミスターミニットを訪ねてきてくれた「人とものを巡る物語」をお届けするこの連載。

第2回目は、モデルの紺野ゆりさん。紺野さんが直したい、大事なものは......?

とにかくお気に入りでヘビーローテションした「MARNIの赤い靴」

15歳の頃、「SVENTEEN」の専属モデルとしてキャリアをスタートさせた紺野さん。その後「Ray」の専属モデルを経て、25歳の頃、タイへと拠点を移しました。

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モデルとして10年という節目を迎え、タイでの新しいスタートを切った紺野さんは、タイ版「Ray」の専属モデルだけでなく、テレビ・映画・CMなど活躍の場を広げ、現地で人気を集めます。そんな中、「MARNIの赤い靴」に出会ったのです。

「赤い靴が欲しいなあと思っていたんですが、なかなかいいものに出会えなくて。ネットショッピングをしていた時にたまたま見つけて、一目惚れしてすぐに購入ました。エナメルではない、光によって表情を変えるこの赤色も、つま先の丸みも、すごく好み。履いてみたらサイズもぴったりで、ピンヒールじゃないし、高さもちょうどよくて、アンクルストラップもついているので、すごく歩きやすいんです」

色もかたちも履き心地も、求めていた1足にようやく出会えた紺野さんは、購入してから2-3年、あらゆる場面で履き込みました。もちろん移住先のタイでも愛用。

「カジュアルなデニムにも、華やかなドレスにも合うので、とにかくよく履いていましたね。タイでも活躍してくれましたが、道がぼこぼこしていたり、ホコリや排気ガスもすごかったので、靴を痛めてしまったかもしれません。帰国後も、お気に入りすぎて、履きつぶしてしまったので、結構傷んでしまって、履けなくなってしまいました」

紺野さんは、これ以上お気に入りの靴にはいまだに出会えていないと言います。これだけものが溢れているというのに、色やかたち、履き心地も含めて、自分の心と身体にフィットするものは案外少ない。だからこそ、出会えた時は感動するし、履けば履くほどに愛着が湧く。大事に長く使いたいと思うけれど、お気に入りだからこそ、あらゆるシーンに引っ張りだこで、ヘビーローテションすればするほど、傷も増え、靴の寿命は縮まってしまいます。

「修理に出したいと思っていたんですけど、あまりに傷んでいたので、持っていくのも恥ずかしいし、直らないだろうと諦めていました。それでもすごくお気に入りで愛着もあるので、履けないのに、どうしても捨てられず......。できることなら、復活させて、また履きたいです」

ミスターミニットの職人は、そんな紺野さんの思いを受けて、靴の修理に取り掛かりました。つま先の大きな傷を修復し、汚れを落とし、同じ赤色を塗り直し、ヒールとソールを補強。

生まれ変わった赤い靴を紺野さんに手渡すと......

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「やばい!! すごい!! ピカピカなんですけど!! この傷も直ったんですか?! この色なかなかないので難しいと思うのに、私のお気に入りのままの赤色......! しかもソールも厚くしてくれたんですか?! 実はソールが少し薄いことが唯一の悩みだったんです。長時間履いていると疲れちゃって。この厚さならさらに履きやすくなりますね。すごく嬉しい。これが直せたら、どんなものでも直せるんじゃないですか?(笑)」

紺野さんは、職人をはじめ周りにいる私たちも笑みが溢れるほど、驚き喜んでくれました。

「この機会がなければ、靴箱に残したまま一生履くことはなかったと思うので、本当に嬉しいです。週末に友人たちとピクニックに行く予定があるので、さっそく履いていこうかな。長持ちするように、ある程度場所は選びつつ、色んなシーンでまた履きたいですね。ずっと愛用します」

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現れるだけでパッとその場が華やぐような紺野さんの存在にも似た赤い靴。またもし、履きつぶしてしまったら、ミスターミニットにお持ちください。ミスターミニットは、紺野さんがこの赤い靴と長くお付き合いするサポートをさせていただきます。

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あなたの靴箱にもし、愛着があるのにもう履けないと諦めてしまった靴が眠っていたら、ミスターミニットにお持ちください。もう一度履けるよう、お直しします。

(撮影:松浦藤仁 / 取材・文:徳 瑠里香)

今回の修理

紺野ゆりさんの「MARNIアンクルストラップシューズ」

Before

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靴のアッパー(甲)部分:深く傷が入っていました... どれぐらい目立たなくできるか。右足の内側もだいぶ擦れていました。

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靴底:かなり履き込んで、レザーソール(革の靴底)がすり減っていました。革底なのですべりやすく、また水分を吸い込んでしまいかなり傷んでいる状態でした。

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表面:かかと、くるぶし部分は歩く際に付いたキズ・汚れが目立っていました。かかとのゴムもだいぶ減っていますね。

After

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靴のアッパー(甲)部分:汚れを表面の汚れを専用の溶剤で落とし、キズを目立たなく処置。その後、靴の色・メタリックに合わせた調色でカラーリング(補色)をしています。

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靴底:前底をラバーで補強しました。すべりにくく、クッション性もアップしました。

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アッパー同様に汚れを専用の溶剤で落とした後、カラーリング(補色)を施しました。かかとのゴムも補強しました。1点1点職人の手作業です。

修理内容

・全体のカラーリング(工場でのお預かり。「汚れ・色のケア」カラーリングコースで) ¥7,000+税

・靴のかかとゴム交換+ソールの張り替え(バリューセット) ¥4,000+税

修理担当スタッフのコメント

「アッパー部分のキズが非常に深く、目立たないようにすることが苦労しました。さらに、色があまり見かけない特殊カラーで、赤の中にメタリックが入っており調色も大変でした。素材が柔らかい革なので、キズ部分のカラーリングは厚塗りで革を固くしないように注意し、靴のイメージを損なわないように心掛けました!」

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