靴の修理
長く履きたいレッドウィングのブーツ。靴底修理と磨き方のコツ
今日は男性にも女性にも人気の「ワークブーツ」のお手入れについてご紹介します。
ワークブーツはガシガシ履けますし、なにより履いていくことによって味が出てくるなど履く年数を重ねて楽しめるアイテムですよね。
ただ、丈夫でガシガシ履けるからとついつい油断しがち。
靴の表面はいつのまにかカサカサで傷だらけになっていたり、
靴底は知らないうちにヒール部がかなり減ってしまったり、溝がなくなりツルツルになっていたり。
かかとの場合はそのまま履き続けるとウエルト部分まですり減ってしまい、ウエルト交換まで必要になってしまいます。そうすると大がかりな修理になってしまうので、修理費用もさらにかかってしまうことに。
今回のブーツだとウエルトはなんとかセーフでしたが、ミッドソールが削れており交換が必要です。
こうなってしまう前に修理することをお勧めします!
レッドウィングの靴底を丸ごと張り替える修理「オールソール」
オールソールの工程は・・・
- 靴底を全て剥がす
- ミッドソールを剥がし、元の縫い糸を取り除く
- 中のコルクを補充してミッドソールを張り付ける
- ミッドソールを縫う
- ソール部材を取り付けて、外周を整えて・・・
- 完成
という長い工程を経て完成します!
ワークブーツの靴磨きには「無色のクリーム」がおすすめ!
仕上がった後に全体を磨いていきますが、ここで1つポイント!
好みの磨き方やどんなクリームがいいなど好みも様々かと思いますが、こういうワークブーツの場合は色付きのクリームではなく無色のクリームを使用することをお勧めしています。
メリットは表革を縫っている糸を染めずに磨けることと、色の濃淡を残した仕上がりにできます。
クリームを塗布後はしっかりブラッシングしてから、乾拭きして完成。
かなり見違える仕上がりになっていると思います。
秋に向けてブーツの修理を先にしておくと、シーズン本番にすぐ履けていいですよ!
ぜひご検討ください。
▼今回の修理価格(税別価格)
ヴィブラム オールソール(縫いあり) ¥17,000
+ミッドソール交換 ¥3,000
ウェルト交換は¥10,000かかります。