靴の修理

スニーカーのカラーリング事例:LOUIS VUITTONスニーカー

さまざまな修理事例を、どうやって修理するのか、どのような過程を経ているのかを動画とともに解説します。

ご依頼の概要

ブランド

LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)

ご相談内容

汚れと傷の目立つレザースニーカーを白くキレイにしたい

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修理方法

白い革とソールをキレイにして、傷を目立たなくします。

※作業前には、消臭除菌効果のあるオゾンを発生させ、靴を清潔な状態にしています。

STEP1.マスキング処理
全体の汚れを落としてから、色補修しない部分をマスキングで保護します。

STEP2.下処理
表面の油分を拭き取り、ヤスリがけをし剥がれている革は丁寧に貼り付けます。
POINT このまま塗料を乗せると、傷のボコボコが目立つので、深い傷部分にはパテ埋めの補修をしておきます。

STEP3.下地剤の塗布
塗料の定着を良くするために、下地剤を吹き付けます。

STEP4.調色
塗料そのままの白ではないので、色味を混ぜて革色の白に合わせます。

STEP5.刷毛塗り
全体に塗料を刷毛で塗り、傷の深いところは、このときに再度補修をします。
表面をヤスリがけ、上からまた塗料を乗せる、を繰り返し、傷が目立たなくなるようにします。

STEP6.質感を出す
刷毛塗りでは出せない、「しぼ感」を出すため、スプレーガンでさらに色を乗せて馴染ませます。

STEP7.仕上げ処理
塗料の定着とつや感の調整のため、左右のバランスを見て仕上げ剤を吹き付けます。

最後に、マスキングテープを剥がしたら完成です。

修理概要

  • 修理メニュー:カラーリング
  • 金額:税込14,300円
  • 納期:約5週間

※公開日時点での情報です