靴の修理
破けたヒール部分の革は、新しく巻き直しができます!
「新しいヒール靴、履き始めた1日目にしてヒール部分に傷をつけてしまった・・・!」
「ヒールが溝にはまって、ヒールの革がぼろぼろに破けてしまった・・・!」
女性には経験したことあるある悲鳴ですよね。。。
今回紹介するパンプスも、まさにそういう状態です。
新しい靴が傷ついたままだと、気分が下がりますよね・・・特にこういう発色のいい色合いのものは。
ヒール部分は実は革を巻いているので、革をまき直す修理が可能です。
↓↓ちなみにこういう模様が「木目」に見えることから「これは木製?」という質問を受けますが、革を積み重ねて薄くしたものをヒールブロックに巻き付けているんです。だから巻き替えることで修理できます!
ではヒールの巻き革を交換していきます!
パンプスの多くのものは本体とブロック(ヒール部)が取り外せるようにできています。
まず本体とブロックを固定しているネジや釘を抜き、ブロックを取り外します。
その後、巻かれている破れた革をはがし、近い色の革で巻きなおしていきます。
まずは近い素材、近い色の革を探して型取りします。
ちなみにミスターミニットの浅草橋の工場では常時1000種類以上の革をストックしているんですよ!
近い色の革がなければ革問屋さんを廻って探します!
巻きなおしていく際の一番のポイントは、ブロックの曲線に合わせて
シワが入らないように革を巻いていくことです。シワを寄せないのは技術が要ります!
ブロックに革を巻き終わった写真がこちら!
きれいに巻き直されました。
その後元の箇所にブロックをつけなおして出来上がりです。
やっぱり見栄えが全然違いますね。ヒールのある靴は後ろからの見た目も重要ですからね!
もしブロック部分の革がめくれた、傷ついてしまっているような靴がありましたら、ぜひ一度ご相談ください。
今日のご紹介
ヒールの表面の破れ・丸ごと交換 /service/shoe_repair/factory/#sec-a02
今日ご紹介した修理は、工場でお預かり修理(特殊カラーのため)8,000円+税
※ヒールブロックの土台の損傷の場合は、ブロックごと交換することもできます。またご紹介しますね!