つま先のめくれ、スレ傷の補修

アイテム:婦人靴
サービス:靴の表面の修理L
  • パンプス
  • CHANEL(シャネル)
  • 表面のスレ・キズ
修理前の状態・ご要望
パンプスのつま先がはがれ、めくれているので修理したい
ブランド
CHANEL(シャネル)
修理担当者のコメント
つま先のはがれ、めくれはカラーリング修理で対応しました。左足にひどく剥がれがあり、右足は内側が剥がれていました。
修理メニューと金額
修理メニュー:カラーリング金額:税込14,300円
納期(目安)
納期:約5週間 ※納期は時期により変動します
修理の詳細・解説
※作業前には、消臭除菌効果のあるオゾンを発生させた乾燥庫にいれ、靴を清潔な状態にしています。STEP1.下処理最初に、色補修しない部分をマスキングでカバーします。溶剤で表面の油分や汚れを落とし、カラーリング補修をしやすくしておきます。STEP2.傷補修つま先の革が剥がれた部分を元の位置に接着していきます。革が残っている部分は、できる限り元に戻し、傷が多い右足は、硬めのパテで凹凸を補修していきます傷補修の土台が出来たら、全体にヤスリをかけ、スレのある毛羽立ち部分は柔らかいパテで平らに均(なら)しておきます。STEP3.刷毛塗りつま先の黒色部分から塗装します。傷が深い右足のパテが乾いたので、色を乗せていきます。乾かして、色を乗せて乾かして、凸凹が気になる部分はヤスリをかけ、それでも目立つ部分には、またパテで埋めて平らにしていきます。これを繰り返し、ある程度形になったら、柔らかめのパテで全体を均一にします。革が剥がれていた左足も同様に、全体を均しておきます。つま先を乾かしている間に、ベージュ色を進めます。POINT:塗料を混ぜ、色を近づけていき、近い色が出来たら試し塗りをし、仕上げで1トーン暗くなる事を考慮して、更に微調整をします。再度、試し塗りをして調色が完成です。ベージュ色部分を塗っていきます。履き口やヒール、リボンの下もムラがないように丁寧に塗ります。スレ部分は特に、厚塗りになりすぎないよう色を乗せて乾かし、それを繰り返して目立たなくしていきます。つま先の補修が乾いたので、ヤスリがけをし、更に塗り重ねていきます。先ほどと同様に、乾かしてヤスリをかけて、より凸凹感をなくしていきます。形が整ったら、全体にムラなく色を乗せて、塗り残しがないように際まで仕上げ、刷毛塗りが完成です。STEP4.質感を出すベージュ部分は、自然な革の質感や毛穴感を出すために、スプレーガンで1トーン暗い色を吹き付けます。左右を見比べ、バランスを合わせて仕上げます。STEP5.仕上げ処理最後に、仕上げ剤を吹き付けたらマスキングを外し、金具を磨いて完成です。傷やスレがキレイになりました。ぜひ一度、ご相談ください。
その他
2024/02/28公開 2024/10/11更新

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修理前
修理後

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